2-1.システムの名称
Salesforce(セールスフォース)
米国に本社を置くSalesforce社の開発した顧客管理(CRM)・営業支援(SFA)システムの総称です。見込み顧客との接点を創り出して強化し、成約までの一連のプロセスを効率化・最大化させるプラットフォームです。
ディーラーポータル
IAP-Salesforceにおいて、販売店様が営業活動遂行時に利用するメインシステムをディーラーポータルと呼びます。
Genius Bar(ジーニアスバー)
IAP-Salesforceの機能のひとつで、ショールームにご来場いただいたお客様の情報確認や、新規リード登録の際に使用します。PCに加えタブレット端末などでも利用することができ、お客様とショールームスタッフが対面で操作
することを想定しています。
2-2.権限の種類
営業責任者
販売会社の取り扱い全ブランドについての、営業部門の統括責任者です。
本社スタッフ
販売会社の本社で、諸業務を司るスタッフです。
店長・セールスマネージャー
店舗の統括責任者、セールスマネージャーは各種情報の振分けや管理などの実務を行う人と定義しています。実際には店長がセールスマネージャー業務を包含している場合が多くあります。
セールススタッフ
各拠点の営業部門に所属し、既納客/新規客への接触によるリード(見込客)の創出、マネージャーから割り当てられたリードの促進、オポチュニティ(商談)化、及びオポチュニティ促進(試乗・見積・査定)による受注獲得を遂行します。
受付スタッフ・アシスタント
ショールームにおけるお客様の受付担当者です。新車・中古車のご購入希望の場合は、Genius Bar(ジーニアスバー)に誘導し各種情報を取得、店長・セールスマネージャーやセールススタッフに繋ぎます。

2-3.主な機能と操作
リード
新車の購入に興味を示す、または興味を示す可能性のある見込み客を意味します。見込み客自身によるディーラーへのアプローチのほか、メーカーウェブサイトなどからのオンライン申込みなどから情報を得てリードが作成されます。これらのリードは営業チームによってフォローアップされ、育成(ナーチャリング)するためのターゲットになります。
オポチュニティ
リードから一歩進んだ状態がオポチュニティです。リードのフォローアップを進めた結果、見込み客が商談に進む段階以降をオポチュニティと呼びます。具体的には、リードのお客様にコンタクトが取れ、来店や訪問、次の具体的提案(試乗、見積、査定など)のアポイントが取れた段階でオポチュニティへ転換します。途中でクローズされない限り、商談開始から納車までの進捗状況をオポチュニティ上で管理していきます。
ToDo、行動予定
ToDoは「やるべきこと」、「期限までに完了しなければならないタスク」を指すのに対し、行動予定は「スケジュール」、「特定の時間に行う予定」を指します。行動予定は、設定した日時が過ぎるとタスクが「完了していなくても自動的にクローズされる」点がToDoとは異なる部分です。
レポート、ダッシュボード
レポートはシステム内に蓄積したデータを指定した条件で絞り込み、リストやグラフとして表示する機能です。ダッシュボードは、複数のレポートの結果を1つの画面にまとめて表示する機能です。業務の全体像を俯瞰できるため、現場スタッフだけではなく部門長や経営層も利用できます。
リストビュー
システム内に蓄積しているリードやオポチュニティ、お客様情報などのデータを、設定した任意の条件で一覧表示する機能です。
アサイン、割り当て
インポーター、コールセンター、Genius Bar(ジーニアスバー)から送客されたリードを、フォロー/促進する担当セールススタッフに割り当てることです。